山形県小国町で減農薬米の栽培にいそしむ父と、見守るだけの息子がつづる日々のよしなし事。HPはこちら→http://youichinokome.iinaa.net/
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いよいよやってまいりました!
一年で一番にぎやかな「種まき」の日です。 最初の作業は種まき機の設置。 我が家ではベルトコンベア式の全自動種まき機を導入しているのですが、 なにぶん年1回しか使わない道具なので並べ方や配線をすっかり忘れておりまして・・・。 なんやかんやと悩むこと1時間! 一番奥で箱を入れると、手前側に流れてきて、 床土(とこつち = 種モミの下になる土)が敷かれて その上から水がまかれます。 次にこんな感じで種モミがまかれていき、 その上に掛け土(かけつち)がかけられます。 この作業を1200枚分やります。 箱入れ係、床土係、種モミ/掛け土係、箱積み係と全体監督で、 最低でも5人は必要な作業です。 5人といえば地区人口比50%! 家族総出の作業です。 どこかでトラブルがおきると、そっちが悪いこっちが悪いと大騒ぎ。 普段は静かな田舎が戦場と化します。 ひとりでも欠員が出ると任務が遂行できません。 ミッション・インポッシブル! が! なんと今年は私がここで敵前逃亡! そんなわけで、妹夫婦が手伝いに来てくれました。 一緒に共同作業をしている農家とあわせて5人確保! 私は心置きなく逃亡させていただきます。 みんな、がんばれ。 今日のひとこと いやぁ、楽させてもらった。 追伸 19日に帰ってきました。すっかり作業は終わってました。 協力してくれた皆さん、ありがとう。 ・・・来年もよ・ろ・し・く! 渡部要一の米のホームページもぜひご覧ください。 PR
先日レポートした種モミの芽が出ました。
モミの端っこから白いものが2本 V字にニョキッと伸びているのが見えます。 これが後に芽と根になります。 この状態になったらお湯から上げて、 半乾きになりまで干しておきます。 週末はいよいよ種まきです。 本日のひとこと どことなくピースしてるっぽく見えませんか。 渡部要一の米のホームページもぜひご覧ください。 芽出しとは、冷水につけておいた種モミをぬるま湯で温めて、 「あぁ、あったかくなってきたなぁ~。春になったんだなぁ~。」 と思わせることで芽を出させる作業です。 これをやることで発芽率が劇的に向上します。 温湯消毒と同じ装置でやっちゃいます。 便利な世の中です。 今日のひとこと ぬるめのお湯にゆっくりつかれ! 渡部要一の米のホームページもぜひご覧ください。 なにせ3m以上の雪の下で長い冬を過ごすところなものですから、 他の地域に比べたら春のありがたみが全然違うんです。 ちなみにこのつくし、実は食べられるんです。 ということを、実は東京の方から聞きました。 小国ではまったく食べません。 おいしい山菜がたくさんあって食べきれないほどなので、 あえて食べる必要がなかったのでしょう。 食べてみたら、苦くておいしいものではなかったです。 「食べられる」から食べるという感覚はどうかと思います。 「おいしい」から食べるんだと思います。 今日のひとこと その気になれば、たいていの植物は食える。 渡部要一の米のホームページもぜひご覧ください。
いよいよ農作業が始まりました。
最初の仕事は種モミの消毒。 通常は農薬に浸しますが、我が家ではお湯で殺菌する 「温湯浸法」という技術を導入しています。 最近はとてもメジャーな方法になってきました。 ただ、この方法は実はすんごく熱いんです。 ネットに入れた種モミを60℃のお湯に10分間浸してから、 引き上げて冷水の入った水槽に移し変えるのですが、 この作業は基本的に素手!! 気合一発、60℃のお湯に手を一瞬突っ込んで アチャーッ!!の掛け声とともに4kgのモミ袋を 引き上げる作業を、200kg分やります。 少林寺の修行なみです。むしろ修行に採用してほしいです。 世間一般の方はどうやっているんでしょう。 私はただただ耐えていますが、どう考えても人間的じゃありません。 それでも、農家が農薬に触れなくてすみますし、 使い終わった廃液を川に流すこともなくなるので、 みんなにやさしい技術です。 そういうわけで、誰か正しいモミの上げ方を教えてください。 今日のひとこと 掛け声は爆発的に発生する心の叫びである。 <お湯で殺菌した後、冷却中の種籾> 渡部要一の米のホームページもぜひご覧ください。 |
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