山形県小国町で減農薬米の栽培にいそしむ父と、見守るだけの息子がつづる日々のよしなし事。HPはこちら→http://youichinokome.iinaa.net/
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ようやく田植えが終わりました!
本日、「さなぶり」です。 昔、田植えが無事に作業が終わった慰労とその年の豊作を願って、餅や酒を振舞い田んぼの神様に感謝する「さなぶり」という祭が行われていました。 日本では古来から、春になると山の神様が里に下りてきて農作業を見守ると信じられてきました。 里に下りた神様は最初に田植えを見守ります。 苗代(なわしろ)から田んぼに植え替える時期の苗、すなわち早苗(さなえ)を植える女性たちを早乙女(さおとめ)といい、さなぶりは早乙女たちの大変な重労働に対するねぎらいの意味もあったようです。 また、田植え月=5月のことを「皐月(さつき)」といい、田植え後の田んぼを潤す長雨を「五月雨(さみだれ)」といいます。そして米でつくった神様に捧げる神聖な飲み物は「酒(さけ)」です。 勘の良い人はもう気付いたでしょう。 「さ」とは、実は「田の神様の」という意味なのです。 そして「さなぶり」とは、「さのぼり」=「田の神様が山に登っていく」という意味で、田んぼの神様が田植えを終えて一旦山に帰りひと休みするためのお祭りなのです。 機械の発達で田植えの労力が劇的に減った現在、「さなぶり」のありがたみは軽んじられつつあります。 それでも農作業をしている人にとっては大切な区切りということで、本日は親父一人で餅を食しておりました。 ちなみに息子・寿郎の田植え労働時間はONLY2時間です! すみません。 今日のひとこと ウンチクだけで生きてます。でも勉強になったでしょ。 渡部要一の米のホームページもご覧ください。 PR 22日(金)から作業を始めて、今日が3日目。 通常は水位を落としてから作業をしますが、 我が家の田んぼは深すぎるうえに粘土質のため 泥の抵抗が大きいので、水をはったままです。 クボタが総力を結集して開発した8条植え田植機 「レインボーマスター号」がうなります。 ・・・&うまります。 &こまります。 平穏に進んでいるように見えますが、実は埋まって動けなくなって、 10回以上引っ張りました。田んぼに降りれば、太ももまでぬかります。 この泥んこ遊びは、1週間くらい続きます。 今日のひとこと クボタめ!や、ぬかる。あと歩かぬ!やめた、僕。 (くぼためやぬかるあとあるかぬやめたぼく) 渡部要一の米のホームページもご覧ください。 マジンガーZみたいな作業機の登場です!! しかも5mのマジンガーZを回すトラクターは80馬力!! ありえねぇ~~~! ふつう、田んぼに入れるタイヤ型トラクターは最大でも50馬力くらい。 それより大きいものは重くてどろどろの田んぼでは動けなくなるので、クローラー型(ブルドーザーみたいなキャタピラがついてるタイプ)になります。 我が家のは、タイヤ型なのに80馬力・・・。 はっきり言ってめちゃくちゃ重いです。マジンガーZも重いです。しかも我が家の田んぼはあえてどろどろにしている(HPの「田んぼについて」参照)ので、さらに動きにくくなります。 しかぁ~し、特注の超ワイド水田車輪(タイヤの横についている、はしごを丸めたようなもの)を装着しているので、マジンガーZも快調に仕事してくれます。 普通は田起し(水を入れる前に耕すこと)1回、 代掻き2回でこうなりますが、我が家は一発です。 これもどろどろ田んぼの生き物たちのおかげです。 明日から田植えです。 今日のひとこと スマートじゃなくて良い。重厚長大が好きだ。 渡部要一の米のホームページもご覧ください。 その名も「ウィングハローWLS5000BR」 田んぼに水をはって土をどろどろにする 「代掻き(しろかき)」という作業をする機械です。 驚くべきはその作業幅。通常3mそこそこのところ、なんと5m!! 脇に立っての第一印象は「長い」というより「遠い!!」 区画整理した田んぼなら1往復で10アール作業してしまうツワモノです。 ←画像をクリックしてみてください。 マジンガーZ も トランスフォーマー もびっくり!! ちょっとかっこよくないですか? 今日のひとこと 変形は男のロマン。 渡部要一の米のホームページもご覧ください。 トラクターは田んぼを耕すのに使います。 ではなぜブルドーザーがいるのかといいますと、 新しく買った田んぼの大区画化の作業をして いるんです。 我が家では作業性向上と害虫予防のため 3倍以上の1ヘクタール区画を採用しています。 (くわしくはこちら。)そのため、3枚の田んぼを ブルドーザーで整地して1枚にまとめる作業を 昨年秋から進めてきました。 この大事な作業を任されたのは、なんと・・・ 要一の息子・寿郎!! 今までタイトルどおり「見守るだけ」でしたが、 今日はまじめに働きました。写真を撮りながら・・・。 しかもこのトラクターに乗るのも2回目。 その割には時間も短く、うまく仕上がりました。 このくらいなら、農業の大先輩の面々が見ても 許してもらえるレベルなんじゃないかと思います。 今日のひとこと オレ、意外にセンスあるかも・・・。 渡部要一の米のホームページもご覧ください。 |
カレンダー
フリーエリア
最新トラックバック
ブログ内検索
P R
カウンター
|