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山形県小国町で減農薬米の栽培にいそしむ父と、見守るだけの息子がつづる日々のよしなし事。HPはこちら→http://youichinokome.iinaa.net/
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ようやく田植えが終わりました!
本日、「さなぶり」です。

昔、田植えが無事に作業が終わった慰労とその年の豊作を願って、餅や酒を振舞い田んぼの神様に感謝する「さなぶり」という祭が行われていました。

日本では古来から、春になると山の神様が里に下りてきて農作業を見守ると信じられてきました。
里に下りた神様は最初に田植えを見守ります。
苗代(なわしろ)から田んぼに植え替える時期の苗、すなわち早苗(なえ)を植える女性たちを早乙女(おとめ)といい、さなぶりは早乙女たちの大変な重労働に対するねぎらいの意味もあったようです。
また、田植え月=5月のことを「皐月(つき)」といい、田植え後の田んぼを潤す長雨を「五月雨(みだれ)」といいます。そして米でつくった神様に捧げる神聖な飲み物は「酒(け)」です。

勘の良い人はもう気付いたでしょう。
」とは、実は「田の神様の」という意味なのです。
そして「さなぶり」とは、「さのぼり」=「田の神様が山に登っていく」という意味で、田んぼの神様が田植えを終えて一旦山に帰りひと休みするためのお祭りなのです。

機械の発達で田植えの労力が劇的に減った現在、「さなぶり」のありがたみは軽んじられつつあります。
それでも農作業をしている人にとっては大切な区切りということで、本日は親父一人で餅を食しておりました。

ちなみに息子・寿郎の田植え労働時間はONLY2時間です!
すみません。

今日のひとこと
ウンチクだけで生きてます。
でも勉強になったでしょ。

渡部要一の米のホームページもご覧ください。
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渡部要一の息子
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山形県小国町で減農薬の米づくりにいそしむ渡部要一と、それを見守るだけの息子寿郎がつづる日々のよしなし事。
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